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● ハワイの国際太平洋調査センターのシュミレーション
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ロケットニュース24 2012年2月15日
http://rocketnews24.com/2012/02/15/182666/
震災の瓦礫が3年後に米西海岸に漂着する可能性
研究者のシミュレーションで明らかに
東日本大震災から間もなく1年、現在も被災地では復興作業が続いている。
原発事故の影響もあり、スムーズに作業が進められない地域もあるようだが、それでも海外も目を見張るほどの早さで、倒壊した家屋の撤去や道路の整備が続いているようである。
震災に関して、実は海外の海洋学者らが懸念していることがある。
それは海に流出した瓦礫の行方だ。
「総量2500万トン」
ともいわれる瓦礫は、手付かずのまま太平洋を漂流しており、研究者のシミュレーションによると、
3年後に米西海岸に漂着する可能性があるという。
この調査を行ったのは、ハワイの国際太平洋調査センターのニコライ・マキシメンコ氏とジャン・ハーフナー氏の研究チーム。
彼らは海流データを元に、海面に漂うものがどのように流れていくのかのモデルを開発した。
そして今後約10年間の瓦礫の動向を予測したのである。
彼らの予測によると、
現在(震災から1年)で瓦礫は太平洋のほぼど真ん中、ハワイ島の北西
に位置していることになる。
2年後にはハワイを通過してさらに東へと進み、3年で米西海岸に漂着。
北はアラスカ、南はメキシコにも到達し始め、その後の数年をかけて再び太平洋を西に進むものと見られている。
瓦礫は今後、海の生態系・漁場・海洋輸送に影響をもたらすと考えられている。
今回のシミュレーションが瓦礫に行方を知る手がかりとなり、悪影響を最小限に抑えるのに役立つものとして期待されているという。
いずれにしても膨大な量の瓦礫を、どのように扱うのか。
日本をはじめとする海外研究機関の協力により、その答えが導き出されるのかもしれない。
参照元:Youtube QuantumMechanic1a(英語)
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New Shocking rare video: Running From Tsunami in japan, real footage (earthquake 2011)
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日経新聞 2012/3/9 19:57
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2EBE2E6E08DE2EBE2E1E0E2E3E09180EAE2E2E2;at=DGXZZO019558300812200
震災による海洋ごみ、被災3県から480万トン流出 環境省
環境省は9日、東日本大震災によって海洋に流出したがれきの総量が被災3県(岩手、宮城、福島)で480万2千トンだったとする推計結果を発表した。
震災前に3県で家庭などから出た一般廃棄物(年間204万6千トン)の2倍を超える海洋ごみが発生した計算。
全体の約7割が日本沿岸などの海底ごみとして堆積し、約3割が漂流ごみになったとみている。
調査は震災直後の時点での廃棄物総量を推計した。
種類別では家屋のがれきが411万9千トンと最も多く、全体の86%に達した。
次いで自動車が31万3千トンと同7%、
海岸防災林の流木が19万9千トンで同4%、
漁船など船舶が10万2千トンで同2%を占めた。
震災による海洋ごみを巡っては、日米両国が2月に専門家会合を開催。
米国の報告によると、洋上の漂流がれきは2012年にハワイ北部を通過し、13年に米西海岸に近づくと予測。
その大部分は14年から16年にかけてハワイに向かって反転し、北太平洋の海洋ごみのたまり場に滞留し、一部はハワイに漂着するとしている。
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まとめると、津波によって海洋に流されたゴミは被災3県の2年分のゴミに相当する。
その7割は日本沿岸部の海底に堆積する。
残りの3割が漂流ゴミとなって太平洋を漂うことになる。
国際太平洋調査センターと環境庁の発表は大きく食い違っている。
ガレキ(ゴミ)の総量を前者は「2500万トン」としているのに対して環境庁は「480万トン」と算定している。
環境庁の数値は国際太平洋調査センターの数値の「1/5」である。
これはメチャクチャな違いである。
果たしてどちらが本当のデータになるのだろうか。
いったいどちらが正しいのか?
なを漂流スピードに関してはどちらも同じようである。
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